2009年3月2日 (本部長通信471)
 柔道整復師

 明日から再試験ということで、ねじり鉢巻きにして息子の勉強を手伝っていました。解剖学、生理学、生物学、柔道整復学と実に難しい分野での勉強でした。本人もこんなに難しいことを専門学校で学ぶとは思っていなかったようで、つらい試験勉強をしていました。
 教養課程で、高等学校の延長ぐらいの気持ちで勉強していたらしく、勉強についていっているやらいないやらで、本人の感覚は今一歩ということでした。一年が過ぎようとして、こんなにも医学的な学問が待ち構えていることを予期していなかったらしく、赤点教科を前にして、もう一歩頑張らなければならないという状態でいるのです。 
 息子の柔道整復師になる理由は、もし道場生たちが稽古で怪我をした時に、自分が手当てをしてあげたいということでした。その勉強が解剖学をはじめ、最新の医療内容を含んでいるものですから息子もびっくりしているのが現状です。
 柔道整復師は、そんなにも深い学問を追及するものではないと思っていましたからびっくり仰天です。師範が学生時代思っていた柔道整復師は、柔道家の延長と思っていたので、そんなに大変であると夢にも思わないのです。当時は有段者であれば柔道整復の技術は持っていて当然ということだったような気がしますが、今は、純然たる国家試験になっていることに驚きを隠せません。