本部長通信470 2009年3月1日
マック全国大会
全国大会として毎年行っている空手道マックの大会に8名の選手が参加しました。
結果は、小学校3年女子上級の部丹野珠伽選手が優勝、小学校1年女子初級の部丹野紗奈絵選手が準優勝、小学校二年の部では田中堪多選手が準優勝、小学校四年の部上級では玉村幸成選手が八位に入り八谷直輝選手・玉村大成が頑張りました。さらに試合内容で検討していたのは、間違いなく入賞はもう一歩であった他の選手でした。二年の部では、工藤清龍選手、三年の部では、玉村昌吾選手等、全員一丸となって頑張っていて、輝いていました。それにしても、8人全員が本当によき闘いをしたと感動しています。
極真会館宮城県本部は、選手として頑張っている道場生が、あらゆる内容を備えて、将来の指導者として巣立って欲しいと心から願うのです。明らかに大会に出場して、多くの経験を積むようになると、空手道を通じての成長が早くなるのです。特に大会では、自分の恐怖心の克服です。この恐怖心は人生の中でいつでも現れてくる現状です。もしかしたら今の歩みが失敗するかもしれないという恐れがあり、一緒に頑張っている道場生とがんばれるか恐怖心が襲うのです。それを克服できるのは大会での緊張感から生まれる闘争心と大胆さということになります。
極真会館宮城県本部を指導して感じることは、子供たちの可能性があまりにも大きく花開いているということです。成長することの素晴らしさを実感するのです。特に選手クラスのメンバーの両親は熱心であります。親子の絆を空手道という道場で深く築いているのです。親が子供を思い子供が親の気持ちに答えていく姿は、能力がどうあれ、たとえ試合に負けたとしても、親子の感動が共に分かち合うことができるのです。親子の絆、この関係をますます、空手以外に育て上げていくことが子供たちの成長の証になるのではないかと思うのです。
本来ならば、横浜に応援に行く予定でした。高校三年になる娘の卒業式に重なってしまったのです。いつも出かけている大会なのですが、今回は娘の卒業式を優先しました。家族全員が娘の卒業式に参加することになったのです。三年間頑張った姿は、輝きを増して私の胸を打ちました。隣を見ると妻も抑えきれない感情を表和していました。私の母も孫の姿に目を細めていました。母親は高等学校など出てないので、しきりに自分が卒業した思いだと繰り返して語っていました。最後は家族全員での思い出の卒業写真として娘の心に焼きついたのでした。
これから、道場生は、あらゆる場面で、人生の思い出を両親にプレゼントすることだと思います。大事な親子の絆、これからが始まりで、終わりは最後までないのです。選手の皆様、それに御両親様本当にご苦労様でした。道場生は多くの思い出を作ってください。それが、最高の財産です。お金は来世には持っていけませんが、思い出は何となく、持っていけるのではないかと思えるのです。師範の勘違いでしょうか。