本部長通信468 2009年2月27日

極真会館の理想(7)

 そこで、本来の極真会館の理想を求めていこうとする運動が、松井章圭氏の師である手塚会長によって微々たるあゆみでありますが、積み上げてきたという事実を私たちは検証するのであります。手塚会長の心は、裁判に勝利しながらも、極真会館を見るにあたって生きながら死んでいる如く、深く悲しい心を持って歩んできたに違いないのであります。
 松井章圭氏が自らの過ちを認め、今の立場を断ち切り、本来の姿に至るということは、できないと手塚会長は思っているようです。しかしながら、もし戻ってくるとしたならば暖かく迎えてやろうとする心だけは、十二分に感じることができるのです。
 それゆえ、本来の極真会館に戻すことを夢として、「夢食の会」会長を自称するのです。さらに、新しい方向に極真会館を引っ張っていこうとすることをやめようとはしないのです。すなわち、極真会館を本来の方向に仕向けて行こうとする決意があるのです。
 まさに、極真会館の病んだ病状を的確に判断して、正常な健康状態へと回復させようとするのであります。それが、手塚流治療方法なのです。今まさに、溺れている極真会館であるので、極真会館を水から引き揚げて乾いた陸地に返すようなものです。すなわち、救助しようとしているのです。これと同様に、異常な状態の極真会館を、手塚会長が積み上げてきた本来の状態へと遅々たるあゆみですが、手塚グループをモデルケースにして、叱咤激励しているのです。