本部長通信467 2009年2月26日

極真会館の理想(6)

 極真会館が本来の後継者を中心としなかったがゆえに、ある意味で、お互いが不信の世界、憎しみと争いの世界が生まれたといって過言でないのです。お互いを尊重することなく、大会にも出場を認めないなど、その精神は極真魂となんら関係のないところまで落ちぶれてしまったのです。
 そして、極真会館全体もお互いに認めない、破壊し合いながら、何の苦痛も感じることができないのであります。これはまさしく、有史以来の闘争と分裂のなにものでもないのです。まさしく、醜さが充満しているといってもよいのです。実にこの極真会館には大山総裁の伝統を正式に継承する人物なき殺伐として団体として映るのに間違いはないのです。
 私たちは、この極真会館が、大山総裁によって創設されたことは誰に認められているのです。しかし、もう大山総裁の伝統を率いる群れとなっているとは考えられないのです。    なぜなら、極真会館の道場生が、結果的に偽りの指導者として松井章圭氏を認知してしまったことによるのです。
松井章圭氏をとりまく道場生は本来の大山総裁を裏切り、偽りの指導者と手を結んだということと、同然のことになってしまったのです。
それゆえ、偽りの館長がずっと今に至るまで、指導者として君臨してきているのです。