本部長通信451 2009年2月7日

師範の今後の希望(7) 師範の姿

 今は極真空手の試合は、世界中で認知されて、どこの国に行っても認められている試合スタイルになっています。テレビでも放映され、民衆の前で共感を受けるようにもなっています。しかし、師範が極真空手を始めた時は、道場が喧嘩の延長のように、激しいドツキアイの連続で、激しい稽古の連続でした。
 空手着は、血しぶきが吹きつけられ、もくもくトレーニングする姿は、尋常ではないとだれもが思うほどでした。自分の稽古の姿を両親がもし知ったならば、その時は、止めに入るぐらいの原始的なスタイルでの稽古でした。
 その時、もし自分が親であったならば、自分の息子を誇りに思うとは到底考えることができないと思えました。朝は、10時から2時間半 夕方は4時半から二時間半、夜は、7時から二時間半、稽古に次ぐ稽古に日々を過ごしていたのでした。特に池袋の本部道場では、激しい日々を過ごしました。
 結構、会社経営をおろそかにしながらの、稽古でしたので、会社のメンバーで極真空手にのめり込んでいるなどと一言も話せず、ただ黙々と歩むのみであったのです。