本部長通信439 2009年1月26日

師範の個人的な話(26)

 道場の運営は、創立者の権限を持たずには運営することはできない。極真会館は特にそうである。多くの入門する人たちは知るや知らずに関わらず、その精神に触れるのである。道場の運営は権力や経済力にあるのではなく、伝統によって運営されているがゆえに、道場は愛情を持って運営するのである。
 道場のこれからの発展は核心部分が愛情に溢れなければ意味をなさない。多くの人々の万有引力の母体としての立場を完遂しなければならない。そして、道場はただ道場生を知ろうとするだけではなく、共に汗を流して稽古をするのである。師範の道場生に対する動機は、極真精神で師範を超えた人格の中で大成してほしいと思うのである。
 今日は泉の武道館での練習であった。二回目の教室で担当者は試練を受けていた。どのような試練でも乗り越える気構えがこの機会に生まれているとしたら成果があったということになる。 
 極真会館の指導は、理念で師範が指導をしえ居るがそれでは何ともならない。それは、自分がその体験をして初めて感じることができる理念なのである。一緒に師範と苦楽を共にしようではないか。