本部長通信434 2009年1月21日
師範の個人的な話(21)
道場は行かなければならない場所ではなく、道場生が共に集まりたいし、共に語りたいという思いがする場所である。気持ちを中心として極真魂の精神的基準を整えなければならない。そうすることによって主体性の公認を受けて初めて地域に根差せるのである。
道場の先輩たちが、絶えず後輩に極真会館の歴史を追慕し、語り継がれる歴史としての道を残してあげることが重要である。地域の山、川、海、そして極真会館宮城県本部の歴史が誇れるならば最高である。
なぜなら、未来にまで広がるあふれるほどの希望が私たちにあるのである。だから今の自分への試練と稽古は受けて立つぞという決意そのものである。師範は、道場を出発した時にすでに、道場の目標を掲げて出発した。つらいことは早めに完遂して、理想の道場の形成にいそしむという決心である。
今日の長町と本部の稽古は、徐々に身体の回復がなされての気持ちで、とても清々しい思いで指導に入った。本部は今日三浦先生に任せたので、選手クラスのメンバーの特訓となった。各教室に先生と先輩方が訪れて後輩の面倒を見ようとする伝統が素晴らしくよく確立してきている昨今である。