本部長通信425 2009年1月12日
師範の個人的な話(12)
今日は2009年の鏡開き、最初の合同での寒稽古である。いつも極真空手道場では、滝に打たれたり、海に入って組み手をしたり、荒行を率先して行った。師範もそのようにするつもりでいたが、その時はいいのであるが、その後風邪をひいたり、体調を崩したりで学校の勉強に支障が出てしまっていた。
私はそれゆえ、鏡開き寒稽古は、体育館や室内で行い、最初は一品持ち寄りでパーティを行って、心の交流の場にしてきた。今回は、道場も大所帯になって、パーティもなかなか環境を整えるのが大変ということで、寒稽古を元気フィールドで行うことになった。
今回は河北新聞の記者がきて、写真と寒稽古の記事を書いてくれた。三日後にその記事が朝刊に載っていた。父兄を交えて300名近くの人たちで稽古は埋め尽くされた。一年の素晴らしい出発の稽古になった。何としても今年一年子供たちを大きく成長させるために師範の決意も並々ではなかった。
気がついたことは、このような道場の行事に出てくる道場生は伸びるのである。師範との絆を通じて父兄や指導員に認められるものはいつも、のびのび成長が早いのである。そのような道場生が、道場生の鏡になり、師範の心の瞳になってくれるのである。道場生が、師範と作用すればするほど、大きくなっていく実感をする。それゆえ、道場との関係を重視すればするほど、生き生きと心が育ち、輝きを発するのである。