本部長通信420 2009年1月7日
師範の個人的な話(7)
本来ならば、いろいろ仕事をしているべき例年の自分であるが、今年は、肉体の困難に立たされた自分であったので、横になりながら、ただ韓国ドラマを見続けていた。さすがに食事を運ぶ妻の顔と口からは、いつまで熊みたいに横になっているのかと、裁きの声が聞こえそうな気がした。
身体がきびしく、思うように動かないということは、こんなに大変なものかと、大変な身体と関係をより深く結び、落ち込む日々の連続であった。そこで、自分に言い聞かせたことは、風邪でダウンした以前の自分の気持の関係を結ぶことことに努め、しっかりさせようとすることが重要であると思いこもうとした。
ここで自分に課した課題は、身体の厳しさで、仕事の成果の問題を考えるのではなく、この肉体のきびしい中、自分の心情的動機をどう理想に向かう自分に心を保つかということであった。
すなわち、身体の痛みを中心とするべきか、極真空手道という夢を実現しようとする師範であるか、どちらが重要であるかの選択であった。心情的動機が夢を実現させようとするものを重視しようとするならば、師範としての問題は全て解決されると思った。