本部長通信408 2008年12月26日

極真空手の幼児期における心の教育D

「幼稚園教育要領」にみる「心の教育」
 ねらいは、「生きる力の基礎」となる、心情、意欲、態度というように明確に表現されているが、「これらは生きる力の基礎」としての原点に値する。
 「健康」という内容においては、心と体の健康は、しなやかな心と体の発達を促すことであり、幼児の自立心を育て、他の幼児と関わりながら、主体的な活動を展開する中で生活に必要な習慣を身につけることである。
 「人間関係」の内容では、友達の良さに気づき一緒に活動する楽しさを味わう。良いことや悪いことがあることに気づき、考えながら行動する。友達とかかわりあいを深め、思いやりを持つようになる。友達と楽しく生活する中で、決まりの大切さに気づき、守ろうとする。高齢者をはじめ地域社会の人々など自分の生活に関係深いいろいろな人々に親しみを持つ。このような内容に、信頼感、豊かな心情。相手を尊重する心などが付け加えられている。
 「環境」では、生命の尊さに気づき、いたわって大切にすることであり、自然の大きさ美しさ、不思議さに直接触れる体験を通して幼児の心安らぎ、豊かな感情、好奇心、思考力、表現力の基礎が培われることを踏まえ、幼児が自然と関わりを深めることができるように工夫することとなっている。