本部長通信405 2008年12月23日

極真空手の幼児期における心の教育A

中央教育審議会
 神戸市の中学生による児童殺傷事件に端を発して、小杉隆文部大臣から「幼児期からの心の教育の在り方」について中央教育審議会に、諮問があった。
諮問にあたり、「生きる力の基礎というべき、生命を尊重する心、他者への思いやりや社会性、倫理感や正義感、美しいものや自然に感動する心等豊かな人間性の教育を目指し、心の教育の充実を図っていくことが、極めて重要な課題である」ということを指摘した。
そこで、審議会は「論点整理メモ」をまとめた。@安心感、安全感、信頼感、確実感を子供たちに根づかせることが大切。幼児不安が大きいとこれらが十分根付かない。A幼児期の発達段階としては、物事に自信を持って係わられる、してよいこと、よくないことを理解する。自分の気持ちを必要に応じて、主張したり抑制したりする。親から離れて遊べるといったことがある。B善悪の区別やルール等に関する道徳性の芽生えを、より適切なものに発達させることが重要。C豊かな生活体験を通じて、自我の形成を図り、「生きる力」の基礎を養うことが重要ということであった。