本部長通信400 2008年12月18日
黒帯J
道場の運営は、手塚会長を背負って、果てしなく遠い目的地に向かって進むことなのである。まさに太平洋を渡るがごとく、首を海面に出すだけで、海中をさまよい渡っていくようなものである。ここで、師範が溺れれば、極真空手はどこに行くのだろうかと考えてしまう。
だから、道場の発展に寄与しながら、もし、師範が果たすことができないで死んでいくとするならば、道場の黒帯たちに、願いを託す以外はないのである。そうでなければ死んでも死にきれないのである。黒帯たちは、手塚会長が倒れても、師範が倒れても、私は極真の伝統を残すという信念で道場に責任を持たなければならない。
さらに、黒帯たちに言う。師範に道場の発展のために、あっと驚くことをして示せば、師範は、完全に信頼してしまうであろう。かつて、大山総裁の前で、レンガを拳で割ってあっと総裁を驚かせて三段を貰った先輩がいる。極真空手道において、その時にあっと言わせたのである。