本部長通信384 2008年12月2日
伝統A
生きた歴史の伝統を作るのは今である。師範の伝統が道場生を作っていくのである。道場生は、お金に売られるような人として歩んではいけないとつくづく思う。思想的伝統を立てておいて、人を育てた上に、良き物質環境がついてくるようになっている。
宮城県本部を金で持って運営することができるのか。そんなことはできない。極真空手の伝統と思想をもって運営しなければならない。極真空手という、我々のみが持っているたった一つしかない誇りを捨てるな。千秋万代に公認される伝統である。
師範としては、伝統と思想が立つ前に、根がない極真になりはしないかと心配である。極真という願いと事情に一致して、その内容、方向性、目的観に一致していかなければ、当然破壊される。黒ずんだ腫瘍は、かいて取り除くように、極真空手と程遠い内容は、取り除かなければならない。原因と結びつく歩みをしよう。