本部長通信382 2008年11月30日

道場の作戦D


 指導者はなかなか高いところから飛び降りることができないものである。自分の力では下がることができないものである。しかし、道場生のために何ができるかということを考えると、謙虚な立場に下がることができる。
 今日は全東北大会で、本当に、道場生が底力を見せた。この道場生を支えるためなら何でもしたいと心から思えるものである。この大会での活躍の背後には、すべての指導者の汗と涙があることをしっかり見つめるべきである。そして、家庭的生活環境がとても良い家族に恵まれている道場生であると実感しなければならない。
 極真空手の真髄を道場生に伝えている私たちであるが、伝えようとする心に応じている道場生であることを実感させられる。入賞したメンバーは、指導者を受け入れることを、真心からしてくれている。
 多くの道場生を叱った。道場性が越えていかなければならない課題を明確にするためである。道場生に関心を持ち続けた結果の内容であった。道場生が、命がけの闘いを続けたのである。大会の命がけの姿勢は、正しい人になるための序の口である。
 極真会館宮城県本部の指導についてきてくれている道場生は、今が精神基準を高めるときであり、今から引き続き大きく跳躍する時である。