本部長通信380 2008年11月28日

道場の作戦B


 休むな!休んでいては必ず後悔する時が来る。できないというな!できなかったら無理にでもやってみよう。それでも文句を言うなら師範は宣言する。「極真空手をやめなさい!」この言葉はすなわち、あなたは必要ないということだ。極真空手の道において一番恐ろしい言葉があるとしたら、この言葉であろうと思う。
 師範は、考えさせられる。道場生が燃えない時である。その時師範の心と体は一致化しているのか、道場生の前にプラスになっている師範であるかどうか絶えず、反省する。そこで、道場の基盤を築き上げるために、戦略を練る。@道場の指針を絶えず道場生に与えているかどうかチェック。A師範の行動と人格で、極真空手の真髄を絶えず手本として見せているかどうか。B指導者をして、師範の全てを直接告げられている体制、つまり、心の絆を作っているかどうか、C指導者に極真空手道において、忘れようとしても忘れることができない数多くの追憶を残させてあげているかどうか、D指導者に師範が動いたと同じような効果のある行動を取ってもらっているかどうか、E指導者が師範の代わりとして有り余る内容になっているかどうかの六つの内容のチェックである。
 それでも運営がうまくいかなかったら、望みを失わず備えておくしかないと判断する。さらに、時が来るまで誠意を尽くすのみである。あくまでも師範の運営体制は、人を育てる体制であり、人を活かす体制であり、師範が犠牲になっていく体制である。それが、真に人を復活させる体制であると確信している。