本部長通信375 2008年11月23日

実践E


 正しい思考を多くして、実践を多くすれば、人より先に進むようになる。考えてばかりいて滅びた人は多いが、実践していて滅びた人はいない。だから極真空手なのである。思考と実践で、自らを刺激しなければならない。刺激すれば発展するし、生きた証を立てることができる。考えてばかりで実践しない人はまさに生きた死体としての人生である。
 さらに、思い立ったら吉日なのである。愚かな人とは、時を知りながらも実践しない人である。時を知って実践できる人はすなわち大物ということになる。時はすべての物を持ってきてくれたり、すべての物を奪い去ったりする。時を知る人は人生を支配することができるのである。
 師範の場合、故郷から出発する時を教えられ、妻に出会う時に導かれ、社会に出て自分の使命のなんであるかを悟り始め、故郷に帰る時と使命を教えられ、極真会館の指導者としての時を勝ち取ったのである。
 今どこに向かっているのか、盤石基盤と体制づくりである。仙台市の五区に責任者を立て、武道教育への全面展開である。
青葉区は@大友総師範代、A菅野師範代、B渋谷指導員、C野田指導員、D赤羽指導員、E佐々木支部長、F小野寺支部長、G庄子指導員、H小橋川指導員、I森聖義指導員、J佐藤指導員、K狩野指導員、L飯富指導員、が責任を持って指導している。
宮城野区は、M菅野師範代、N佐々木師範代、O小野寺支部長、P伊藤指導員、Q森聖義指導員、R大山指導員、S三浦指導員、21森文誉、22森順香23栗原指導員が指導している。
太白区は、24菊池指導員 25岩佐指導員 26森文誉指導員が責任を持っている。
若林区は、全体を27北山部長が担当し、28千葉指導員、29大山指導員が指導に当たっている。
泉区は、30宍戸支部長を中心として、31森聖義指導員、32小橋川指導員、33佐藤指導員が指導にあたっている。
さらに仙東地区では、34小野寺支部長が中心となって、35大山指導員が指導にあたっている。 
全体の運営をしていくメンバーとしては、35森師範 36大友総師範代37菅野師範代 38宍戸支部長 39佐々木支部長、40小野寺支部長、41羽川部長、42北山部長、43笹総務、44森夫人45伊藤部長である。
いよいよ基本的体制が整った。いざ出陣である。


実践F

稽古は楽しみを感じながらすべきである。その中で闘志力がうまれてくる。それが財産である。稽古そのものは、涙と汗の結晶である。涙と汗は原子爆弾である。人よりも多く考え、多く準備し、多く動きなさい。
師範が投入したところはいつもプラスになる。師範は絶対マイナスになるようなことはしないという信念で進んでいる。涙と汗が我々の武器である。極真空手で師範の理念を残している。そうするために、今見せて誇り得る実績を掲げているのである。
師範に対して、対話しようとする人は恩恵を受けるはずである。師範に働きかける人は心が爆発して原子爆弾になっているので、師範の立場に立って実践できる人である。
師範は空手に携わる者が、貧しく生活することは願わない。普通の生活ができ、社会と調和することができ、子供たちに一生懸命愛情を投入することができる環境を作るのが師範の立場である。


実践G

世界同時株安とか、金融不安とか、あらゆる不安的側面が、新聞紙上を踊っている。師範は宣言する。今の時代を心配するより未来を心配すべきではないかと。これから、希望を持って、大きな準備をしていくのである。
極真空手を修練するものは、大山総裁によって負わされた荷が重く押しかかっている。何故なら、大山総裁のやり残したことがあまりにも多いのである。それを、師範を中心として、高潔性と純粋性と和する心をもって乗り越えていかなければならない。
当然、人が眠るとき、眠らず、人が遊ぶとき遊ばず、人が食べるとき食べずに働かなければならない。最後の決勝戦に向かって走るのに休む暇がない。
私たちは、冷たい現実の下でも、暖かい、未来に向かって準備していかなければならない。はっきり断言する。師範が極真会館宮城県本部で使命を受けてから、師範の時が始まっている。いつも、時は知らないうちに訪ねてきて、知らないうちに去っていく。師範が極真会館宮城県本部を立ち上げたその日から、師範の最後の日がはじまり、成就の日が始まっているのである。


実践H

実践は強力である。信念は全てを制圧できると確信している。その意味では信念が立たなければ実践にはならない。さらに、忠誠は全てを凌駕するのである。極真空手のために、信念を持って忠誠を尽くしなさい。そして、実践しよう。
師範は言う。自分を信じてただ進め。ひたすら歩むという結晶体になれと。師範は、今まで見せて自信を持つことのできる固い決意をもって臨んで前進してきた。だから、皆がついてきた。実践して、そののちに語り続けてきた。多くの弟子に「今極真会館宮城県本部はこうであるが、何年後はこうなる。見ていなさいと」と気概を持って宣言してきた。
 宣言してきたことが、現わすことができなかったら、何の価値もないのである。いつも、弟子に見せてからついてくるように仕向けた。まだまだであるが、師範の一言は見逃せない時代に突入した。
 初めの立ち上げのときは、誰もが半信半疑で、真剣に話を聞こうともしなかった。でも師範は語り続けたことになる。もう一度言うが、極真空手がいくら大事なことであっても、実現しなかったら何の価値もないのである。それが、師範の信念である。


実践I

 師範は精力的にすべてを注いできた。それで失敗するとすれば、それは失敗ではなく、必ず不思議に一緒に頑張る人が現れてくるのである。どんな環境に入っていっても、協力者とともに、崩れなければ、最後に逆転するのである。すると、ダイヤモンドの鉱脈が発見できるのである。
 師範は後退しないし、失敗も恐れない。一歩でも前進させようとする。戦いのための自信と万全な準備をするのである。始めは考え、次に決定し、最後に実践することになる。
 12月から総動員体制で教育体制に臨む。一人ひとりの教育がこれから大切なテーマになってくる。お互いに支えあいながら、補いあいながら、指導が行き届かないところはお互いカバーしながら、ときには、ほかの教室を指導するような機会があってもいい。みんなの意思疎通がこれから重要になってくる。重要な意思決定は、幹部会を開き、サポートする幹部の意見を聞きながら推し進めていこうということになる。更なる発展のために。


実践J

 空手道という、道を追求しそれを教えていこうとする指導者は、約束は絶対に守らなければならない。たとえ、新たな道を追及するにしても、前の指導者に迷惑をかけてはいけない。師範に砂をかけるような行動は慎むべきである。
 師範の場合、会長のために何ができるのかを考える。確かに、会長のために犠牲になっていると幹部は話す。しかし発展の原動力だと私は思っている。さらに、現在の自分の位置が、次の段階のために発射台としての基地だと思える。犠牲にならず楽をして無駄に過ごす人が多い。自分は恵まれていると思う。さらに、ひと言付け加えるならば、最後は師範が越えなければならないことである。
 一生は短い、会長についていってもいいじゃないか。一生の間を区分して計画を立てた末の決断である。過去にも自分の人生の計画で勝利した。また勝つことができるという確信と信念だけが、最後の頂上作戦を突破することができるのである。
 最後に言う。夢というのは確かに現実的ではない。未来的な夢であるが、その夢が現実的なものとして表れた時は、より多くの感動に満たされるのに違いない。師範が毎朝行事をこなしている。農夫が種をまくのと同じである。元になる種をまくということは愚かなことのように見えるが、農夫としてはこれが賢明なことなのである。それは現実を願っているのではなく、未来のより大きな夢の収穫のためである。