本部長通信367 2008年11月15日

指導者J


 歴史的指導者となるためには、歴史と時代の難事にぶつかっても一歩前進させることのできるものとならなければならないのである。どんな不利な状況にぶち当たっても、環境を活用するものにならなければならない。ましてや、自分に敵対する者を友人にするすべがなくて、指導者といえようか。
 極真空手は歴史に刻まれて永遠に忘れ去ることができない存在になった。大山総裁の生きざまが私たちの原点に立つが、まだまだそれでは足らないのである。継承し発展させなければならない。極真魂を受けついたのは団体ではなく、弟子なのである。その弟子の中で誰が指導者になりえるのかであるが、今の段階ではマッチレースの最中である。これからが本物が決定されてくる。
今指導者の中で、従っている人たちが願わないところにおいて命令する指導者が出没している。いずれ滅びるのである。指導者とは単刀直入に言って多くの人々の活用物である。しかし、絶対に滅びないと確信する。
 今、宮城県本部道場において、世界に展開できる人材と環境が育ちつつある。世界を見据えて、どれだけ発展させられるかがこれからの課題である。極真空手のため世界の極真メンバーのために活用される人物になろうではないか。そうすれば世界の極真メンバーは指導者の掌の中に入るであろう。