本部長通信365 2008年11月13日

指導者H


 指導者はまず地域社会と道場生を自分の家族のように感じて、真実に通ずることができなければならない。道場の出発は一つの目的と一つの動機から始まった。師範が動機になっていることは間違いない。道場生の将来の問題に対しても、師範ほど考えている人はいないのである。道場生が心配する以前に、それより気を配っているである。だから級があり、段がある。そして、対話があるのである。
 ある道場生を見ると、目先の微々たる営利のみを求めて、師範が与えようとする大きな名誉や立場が理解できないでいるのである。この時間、道場生も知らずに良いものを探し求めていて彷徨しているのは事実であるかが、師範に委ねてほしいのである。
 師範のいないところで、いい噂を立てれば、より発展することは間違いない。しかしながら、現実は違うようである。自分の運勢も食ってしまうのである。もったいないことである。
 師範は、今まで、道場生に対して悪なる心を抱いたことはない。道場生を大切にする立場で真心を尽くせば、悪意を持った人でも転換してくるのである。