本部長通信331 2008年10月10日

極真空手道


三、 実体の様相
実体を保つのに循環運動がなされているのが常である。
(1) 反復運動―原子と天体として現れる円環運動としての自転運動、公転運動は皆反復性をおびた運動になっている。太陽系と銀河系、地球の実体はこの理由によって存在しているのである。
(2) 変形した運動―円環運動が循環運動として変形運動として現れる。例えば細胞の場合、核と細胞質の関係性により、血液を通した他の細胞の関係性がその例である。人間の場合は、血液循環と対人活動がその代表と思われる。
(3) 螺旋型運動―発展に現れる運動として、繁殖と成長を意味する。繁殖の目的は人間の繁殖に従って子孫を残していくのである。発展運動は子孫を増やすということから段階性、時間性、目的性を帯びるようになる。従って運動形態は螺旋型を見せるようになる。このような円環運動の中心は種族保存である。
(4) 時間の類型と運動
物理的時間→反復運動・・・単に物理的力のみが要求される。
生物学的時間→生命運動・・周期的な成長と自律的な生命力が要求される。
歴史的時間→文化運動・・・精神力が要求される。