本部長通信328 2008年10月7日

極真空手道


4主体と対象    
 一つの個体はほかの個体とともに、主体と対象の関係を結び、より高い次元の個体を形成していく傾向がある。
 たとえば、素粒子であるが周辺部分と中心との主体対象の関係があるという。原子はもちろんのこと電子と核に、核酸は糖・リン酸と塩基に、染色体は周辺部分と核酸に、核は周辺部分と染色体に、細胞質は細胞質と核にと形成されていることが分かる。
 それはすべての個体は、二重構造になっているのである。人間においても、四肢器官と頭脳の二重構造になっていることが分かる。道場においても師範と道場生という関係がこの関係であるということは理解できることである。これらの関係は、「対話」を繰り返して成長発展すると考えるのである。