本部長通信324 2008年10月3日

極真空手道


 たとえば、女性が夫や家庭家族のために身を捨てるのが、女性における武士道の伝統であり、男性がその君主と国のために、身を捨てると同じく、進んで見事になされた。自己放棄―この精神なくしては、おおよそ人生の謎を解くことができない。男性の忠義の基調であると同様に女性の家庭中心の基調だった。女性が果たした役割は内助の功として認められていた。
 女性は夫のために身を捨てるが、それは夫が君主のために身を捨てて、君主もまたより大きな大志に身を捨てることができるためである。この奉仕の教えは、それは、自分の個性を犠牲にしてさえ、自己自身より高い大義目的に使えることであり、武士道は永遠の真理に基づいていたのである。