本部長通信319 2008年9月28日

極真空手道


 仏教で賄えなかった心の拠りどころを、神道が補うのである。およそ,ほかの宗教では教えることができない内容である。それは君主に対する忠、先祖の記憶への崇敬、親に対する孝が、神道の教理によって教えられた。神道はキリスト教のような原罪の教義はなく、ただ人間の魂が将来の神のような純粋と信じ、それを神託される奥殿としてあがめる。誰しもが認めることだが、神社には礼拝の対象がなく、ただ質素な鏡だけがある。その鏡は人の心を象徴している。人の心が完全に静かにすんでいれば、まさに、神の姿を写すということである。
 そして、その延長としての武士道は、君主への忠義と国への愛国心を徹底的に促したのである。