本部長通信317 2008年9月26日

極真空手道


一 実体
(一)極真空手道追求者の意味
 極真空手道は、私たちの間にあっては、力と美しさを備えた生き方そのものである。この道は、具体的な形態をとらなくとも、道徳的雰囲気を醸し出し、私たちが、力強く魅力のもとに、一人一人の個性を輝かせてくれるのである。
極真空手道の道は、私たちが求めていく道であり、修練の道徳法則の掟である。文字で記された掟ではない。せいぜいそれは、大山総裁から口伝えにされてきたのであり、わずかばかりの著書に記載されていることに他ならない。それは、口でも語られず、文字にも表わされない掟がある。
おそらく極真空手道は、数十年、数百年におよぶ、武人の生涯の有機的成長であるといって過言ではない。私たちの実体は、「姑息な人間」とか「臆病」とう最悪侮辱的悪口からの、脱皮であり、より高い道徳的な高まりを求めていくようになるのである。