本部長通信316 2008年9月25日

極真空手道


(三) 極真空手道実体論が必要な理由(自然との調和)
 第一に、空手道を極めるために、正しい人生観と社会認識が必要である。万物の霊長たる人間が道を究めるために、自然にどのように調和すべきかである。手塚グループの「自然を愛する」という三大理念の一つに当たる。従って、グループの主張は自然を見て自己の姿を認識せよということである。そうすれば自然は大切にできるのである。ちょうど鏡の中の自分の顔を見て、自己の実体を知ることと同じことであると言える。
 空手道を通じて本来の自己と生活方式を学ぶのである。そのために、自然を正しく理解することによって、本来の自分を知ることや、生活を学ぶことができるのである。
 今、人々の生活は混乱と不安そして苦痛の中で生活しているようにみえる。そしてこのような生活を抜け出すためにもその方向性を空手道に求めることができると確信する。
 空手道を愛する道場生の大部分の反映は、自然との調和そのものである。自然を正確に理解することによって、空手道を極める現実的解決の法案を知ることができるのである。
 第二に、従来のすべての実体論の不整備、間違っていることを訂正し、極真空手道を試行する新しい価値観定立の根拠を見つけていきたいのである。