本部長通信300 2008年9月9日

極真空手道


(6) マルクスの唯物論
 マルクスは宇宙の本来は物質からなっており、その物質は矛盾を内包して運動発展しており、精神は物質の所産であるといった。
 従って、現実的生活において倫理道徳は封建社会の遺物とみてこれに反対した。精神を物質の所産とみるために、精神文化を軽視し経済、生産関係の変革によってすべての問題を解決しようとした。武士道など封建社会の悪しき伝統ということになるのであろう。
 さらに、動物が進化したのが人間であるという人間観を持ち、人間を利用価値がなくなれば捨ててしまうような価値観を持つに至った。