本部長通信263 2008年8月3日

道場生に対する指導者の希望(22)


 家族愛と生命と理想は、親子が出会う中心ポイントです。ひとたび家族となったならば、その家族愛は家族の愛となり、生命は家族の生命となり、理想は家族の理想となるのです。家族ゆえ、生命が結合され、理想の結合も可能なのです。こんな関係は家族しかないのです。その家族を世界的に連結させようとするのが極真会館手塚グループなのです。
 私たちはどのようにしてこの世に生まれてきたかを検証してみましょう。生命の誕生は、父親と母親が恋をし愛に生き、愛によってひとつになることによって、生命と理想を携えて誕生したのです。
それゆえ、私たちの誕生は、愛が優先したはずなのです。
 夫婦は愛によってひとつになったのです。これは、夫の愛と生命と理想とが妻のもとなり、妻の愛と生命と理想とが夫のものになったことを意味するのです。これが夫婦がひとつになって生きる道であり二人が家族を作る道なのです。
 子供は両親の愛と生命と理想の現れであることは間違いないのです。夫婦が子供を見るとき、実際はもう一人の自分をみているのです。夫婦の愛の結実、生命の結実、理想の結実を見ているのです。第二の自分をもう一人のあなた自身の目にみえる形を見ているのです。
 だから家族愛に満ちている道場生には、熱い青春をなくさないで欲しいとねがうのです。たとえ、暗い雨の日でもきっと新しい生命と夢を芽生えさせるに違いないのです。つらい苦しいときも、きっと大切な意味があるのです。熱い心そのまま失くさないでほしいのです。生きていくことは死なないことではなく、熱く生きようとしながら生活することなのです。なぜなら愛の家族だからです。