本部長通信261 2008年8月1日

道場生に対する指導者の希望(20)


 師範の道場生に対する師範の希望の最終目的は、道場生に対して、夢と理想を与えることなのです。人間の心身は、愛情の心の深みまで完全に感じるようにできているのです。私は、師範として、道場生に対して、この胸の熱い高まりを、伝えるすべを空手を通じて、感じてくれるのではないかとおもうのです。
 道場生は、師範の手を離れて、大人として、青年して絶えず飛び立って行って師範の分まで心を満たしてほしいと思うのです。本当に気持ちで通じ、分かり合って、理解して、道場生の望む道を切り開いてやらなければならないのが師範なのです。道場生が心の赴くままに歩んでいけるようにサポートするです。
 師範と道場生が出会った、その日の、時をいつまでも、私の瞳に焼きつけるのです。道場生にはあの日のあの夢へ師範を発射台として飛び立って欲しいと思うのです。道場生のために生きて、そして、愛する人の為に生きていくのです。道場生が信じているあの日のあの夢に、飛び立って貰いたいのです。それが道場生への究極的・最終的な願いなのです。
 それは、道場生が喜びに満たされて、完全なる命の充実感を感じる内容なのです。そして、その喜びには限界はないのです。幸福には終わりがないのです。道場生の細胞は躍動するのです。