本部長通信257 2008年7月28日

道場生に対する指導者の希望(16)


 これから検討することを、北山運営部長から提案がありました。お母さん方が座って見学をしているのでしたら、一緒になって稽古に加わってみてはどうかということでした。極真空手の稽古で親子が出会うということは、すばらしいことではないかと家に帰って検討しました。
 親子が出会う場所が道場であったらどうであろうかということです。親子の理想が、結合するということは親の理想となり子供の思想となるであろうし、道場の理想となるということなのです。考えてみれば、子供たちはどのようにして世に生まれたかです。父親と母親が愛情を持って、生命を理想とともに携えたのでした。誕生の中で夫婦の理想が先行したはずです。
 この子供たちは両親の愛と理想の表れです。実際は子供を見ている親はもう一人の自分を見ているのです。両親の愛の結実、命の結実、そして理想の結実を見ているのです。そうするならば、道場での親子での稽古は、なんらおかしくないのです。なぜならもう一人の両親の姿を子供に、見ているに他ならないからです。
 確かに両親は子供に、理想を映し出すことを願っていると思うのです。ですから、親子教室の提案は最高にウエルカムなのです。