本部長通信253 2008年7月24日

道場生に対する指導者の希望(12)


 師範の場合は、宮城県の本部長になるなど夢にも思っていませんでした。極真空手を習って、大山総裁から4年にわたるご指導を受けたのでした。そして大会に出て、そのすごさを実感しているだけでした。40歳のときに故郷に帰ってもう一度人生を整理したときに、教育者であることへの目覚めが始まりました。
 安斎師範に出会い、手塚会長と接する中、武道教育への限りない好奇心が湧き上がったのでした。師範代を経て、師範・本部長への道が用意されているなど人生思いもよらないことでした。そこで師範の野心に火がついてきたのでした。本部長であり、師範はまさに、一国一城の主ということだなという野心がめらめらと火に油を注ぐように燃えてきました。そこで私の知恵は比較能力を与え、全国の本部長の内容を精査するなか、どの本部長よりも基盤拡大に自身ありという結論を得るにいたったのでした。
 師範の欲望が、本部長という選択を導き、まずは、野心が日本のどの本部長よりも勝ち続けていこうとする心、つまり、達成するまで決して休まないような動きをするようなギアに突入してしまったのでした。