本部長通信251 2008年7月22日

道場生に対する指導者の希望(10)


 師範と道場生との基本的な関係を正しく成就していく時が到来してきているのです。道場がこれからどれだけ発展しようが、指導者がどれだけ増えようが、師範と道場生は一致して、空手道に邁進しなければならないのです。
 道場にあっては、師範と道場生は、ひとつなのです。だから家族である理念なのです。家族であるから、不思議に調和が生まれるのです。それゆえ、家族のように信頼関係において調和し、理想においてよき方向に調和しあうような計画が次々発表されていくのです。
 このようにわかるように、師範と道場生は、共に同じように重要であり、道場生の位置はすばらしい位置なのです。ましてや、道場生には、知恵と野心に満ちあふれているのです。不思議に知恵は比較能力を与え、野心は、最善を求めて戦う力をあたえてくれます。
 知恵は、どちらが良いかの比較能力を与えてくれます。自動的に、どちらが良いかということを判断するようになります。また欲望はよき選択を導き、当然野心は最終的に完成に達するまで決して道場生を休ませようとはしない働きをするのです。