本部長通信247 2008年7月18日
道場生に対する指導者の希望(6)
後継問題にも触れておこうと思うのですが、息子が跡を継ぐことになるのか、それとも、指導者の中に跡を継ぐものが現れてくるのかそれはわからないことです。師範が抱いた理想なり、家族愛が、次の指導者の中に現れないとするならば、この宮城県本部を築いている意味が覆されてしまうのです。
師範がこの宮城県本部にすべての価値を投入しているわけですから、跡を継ぐものが何一つ創造的に歩まなかったとするならば、崩れてしまうことは目に見えています。ゆえに、師範の完全反映体の指導者が生まれるのが好ましいのです。それは、本質においてひとつだからです。それだけではなく、師範の反映だけでは時代は許さないでしょう。師範の目的を超えたところの指導者が現れるはずです。
ゆえに、後継者は絶対に、師範を超えるところにおいて、夢と理想を実現してくれるのではないかと思うのです。半端に裏切って、似て非なるものを築いたからといって誰も公認するわけではないし、よからぬレッテルは貼られたままになってしまうのだと思います。