本部長通信245 2008年7月16日

道場生に対する指導者の希望(4)


 家族愛や理想は、家族や同じ道を志す人がいなかった場合には、それ自体実現することができないのです。つまり、一人では何もなすことができないということです。師範は必ず、ギブエンドテイクが必要なのです。家族愛と理想の価値を体験するには、一人ではできないという結論です。
 それゆえ、コミュニケーションが重要な問題になってくるのです。何故家族がともに歩めるのでしょうか。それは、家族がともに行動しようとおのおの心に決めてくれるからに他ならないのです。道場生はどうでしょうか。師範と同じく、極真空手を愛しているからであります。何故、このような師範なのでしょうか。それは家族も道場生もそうだからこうなのです。
 ちょうど、家族や道場生のような人間に似てくるのです。師範の移す鏡が家族や道場生であるというのです。家族愛や理想はともに分かち合わなければならないのでお互いと尊いし、鏡のように似てくるのです。ゆえに、お互い分かち合っている間、もっとも尊いものと感じ続けて生活することができるのです。