本部長通信244 2008年7月15日

道場生に対する師範の希望(3)


 家族愛と理想とは、それ自体独自の意味を持つかということを考えるのです。家族は愛する家族が存在してこそそれが成り立つのであり、理想はお互い分かち合わなければ何の意味もないのです。
 我が家族のことを考えても、妻と出会って、お互いが補足しあう、ギブアンドテイクの関係が成立し、子宝に恵まれ、今の家族が存在しているのです。二人の関係があって初めて、ちょうど例えるならば種が目を出し、成長しつぼみから花へ開花していっているのです。
 理想もそうです。七年前何の基盤もなかった宮城県本部でした。師範が話す理想はとてつもなく大きいものでした。そんなことができるのかと誰もが疑って半信半疑で聞いていました。月日がたつにしたがって、一つ一つ具現化して行っていることに、ついてきている人も驚かされるほど理想が成長していったのでした。
 一緒についてきている師範代はじめ指導者は、暗中模索しながら、それでも、実現していくパワーに圧倒されながら、目を見張っていました。残念ながら、一緒に歩むことに見切りをつけて去っていった指導者もいましたが、極真会館宮城県本部の理想とは縁がなかったようです。