本部長通信243 2008年7月14日

道場生に対する師範の希望(2)


 極真空手において、もっとも尊いものは、なんだろうかと尋ねると、強さであり技であると答える人もあれば、いや知的作戦能力だという人もいると思います。さて本当に極真空手のこれらの要素において、もっとも重要なものは何でしょうか。
 この問いかけに対して、深く掘り下げてみると、もっと違った考えが浮かんできます。
それは、われわれの人生を生きがいあるものとならしめるものなのです。それは、家族愛と生命と理想ということになります。第一に重要な要素は家族愛です。手塚グループの根幹を成している考え方です。第二に家族愛を支える健康な肉体であり、大いなる命であるのです。それで何をするのかというと第三の内容になってくるのです。
 それが、私たちに必要な理想ということになります。この要素の中での理想は、家族愛と健康に立脚するだけでなく、人生を生きがいならせしめるなにものでもないのです。
この理想というものは、家族愛から連なる理想を表現するにおいても、高い内容を願うのです。
 多くの芸術家や音楽家は、夜に昼に変わるような感動を覚えそれを作品として残すのです。歴史上に有名な多くの作家たちは理想を永遠ということで描きあげてきているのです。
極真空手もこの領域に入ってもなんらおかしくないのです。