本部長通信232 2008年7月3日

指導者が願う道(3)


師範の人生の結集の期間がこれからの三年間であると決意するのです。この三年間を乗り越えていくために、今まで、苦労した人生があったと思うのです。この頂上決戦のために、人生があったのです。人それぞれ、人生で重大な時点があると思うのですが、この期間が勝敗の分かれ目であることは間違いないのです。
今までの人生を総括して、この訓練された極真精神をここにぶつけていくことが、より重要になってくるのです。どのぐらい今まで訓練されたのでしょうか。私が入門して、毎日の稽古時間は、最低2時間、多ければ、6時間に及んだものです。この極真空手で学んだことをこの期間にぶつけていくのです。どのぐらい訓練されたでしょうか。恐ろしいくらい訓練されたのです。
極真空手は実践でした。例外はなかったのです。極真空手は、すばらしく訓練すれば、すばらしい人物になったのです。何か、奇跡的なことがあったというならば、全くなかったのです。例外的に一撃で大会にて勝つということは不可能なのです。間違って勝つということは皆無でした。
ましてや、この訓練は、でたらめな訓練ではなかったのです。科学的であり、理論的であり、実践的な訓練でした。さあ、この三年間は一生懸命、目的に向かって進み続けたいと思うのです。