本部長通信230 2008年7月1日

指導者が願う道(1)


極真の道は、稽古を一生懸命することと、感謝する心を持って、自分のレベルを向上させていくことなのです。特に大会での気持ちは、「死なんとするものは生き、生きんとするものは死なん」という言葉に当てはまるのです。大会での戦いを超えていくのには、無条件に稽古し、無条件に従っていかなければ勝つことができないのです。
自分を投げ打っていくことができる覚悟の上に、稽古することによってのみ勝ち取れることなのです。大会でも勝利する気持ちを、自分に直結し、勝負しなければならないのです。道場生として決意しなければならないことは、大山総裁より優れた立場に立とうという決意です。 
そのためには、まずは、三人の道場生に信頼され、尊敬されなければならないのです。いや一人でもいいのです。誰かに尊敬される人格の形成がもっとも必要になってくるのです。そのために、いつも、誰かのために自分は不足している気持ちであると思えばいいのです。そして、どんな立場に立たされても、感謝する心がなければ極真の道はまっとうできないのです。
極真の道をどれだけ、生活の中に投入しているのかということです。短い人生の中で、いかなる試練が待ちうけていようが、苦難が増し加わろうとも、極真精神の信念に燃えなければならないと思います。これから一日一日の生活を貴重にしながら、闘っていかなければならないのです。