本部長通信210  2008年6月12日

何故極真空手を習うのか(8)


教育の環境
 親が子供を愛するような環境を目指してきたのが、極真会館なわけです。愛する者に対しては、犠牲になっても何の苦しみも感じない。この組織は、道場生を子供のように愛するのだから、その愛の心情が道場生の中に秘めているから、いくら投入しても,疲れないで子供たちを見つめ育てることができるのです。
 ちょうど家庭で、子供に愛情を投入すればするほど、子供がそれ以上の姿になって立派になるから親は喜びを感じるように、指導して苦労を乗り越える力の刺激を受けて喜ぶようになるのです。
 夫婦で、愛する者のために犠牲になっても、自分の命を懸けても喜びを感じて、無限に投入する姿があるのです。このように、この極真会館宮城県本部に、愛情あふれる環境をつくっていくのが師範の望みでした。
 この道場の環境は、マイナスになりながらいかに喜びを感じることができるかのチャレンジでした。現実の生活的な立場からみた場合、絶対にそんなことはあり得ないのであります。しかし、家族愛となればそれが可能であるということを発見してしまったのです。
共に、愛情を注ぐ家族であれば、共に犠牲になりながらでも、それを喜んでいくことが可能なのです。ゆえに、宮城県本部は長続きして極真空手を学べる環境を築いたということになるのです。

師範稽古 お休み