本部長通信207  2008年6月9日

何故極真空手を習うのか(5)


師範が築いた環境
 極真会館宮城県本部の7年の歴史を見るときに、今の道場生を教育するのに、指導者を育成し続けたのです。今の指導者はチャンピオンになったり、全日本で優勝したりする立場ではないのです。有能な人材を育成する教育者としての責任なのです。子供たちは、目的に向かって、指導者の教育を受け、成長していくのです。
 師範を中心として今まで、指導者と一丸となって市内に拠点を築き、指導力を向上させ、環境のレベルを上げ続けてきたのです。つまり、指導者と師範が一致団結して道場生を育成していくことなのです。道場生が師範に向かって直接価値の刺激を与える立場に立っていないのです。何故なら直接指導することは稀だからなのです。
 師範がこの築いた環境で、優秀な指導者とともに、相談していることは、道場生を成長させる過程においてとても刺激的なことなのです。指導者が教室を指導している姿を見るときに、この上ない喜びを感じるのです。そして、指導者は師範と一緒に極真空手を良き方向に相談する立場に立ってくれるし、師範の代理としての責任を全うしてくれるのです。
 師範と指導者は、道場生が成長していく段階ごとに、お互い刺激を受け、喜んでしまうのです。指導者が道場生に対して希望を持って教育しているし、師範は、教育されている道場生そのものが希望の対象になっているのです。このように考えると、師範と指導者の理想を実現しようとするのが道場生の立場ということになるのです。

師範稽古 長町教室休み 移動蹴り40分