2020年3月11日(八段語録3705)
人生試練は覚悟の上


 日本を舵取りするのは、一国の総理大臣です。それだけに、私達の姿勢は、信頼する事を第一にするのです。天災のような武漢ウィルスに負けてはならいのです。今日は、二時半過ぎに区役所を訪れて、当時、東日本大震災で亡くなった多くの御霊に献花を捧げました。この時は、思い出すだけでも大変な一日でした。僅かな献花の時間が九年前にタイムトンネルしてしまうのです。
あの時、家族の無事を確認して、宮城野消防署に一番槍で駆けつけ、事態の推移を見守っていました。時に、上空からの映像が署に送られて、人々が飲み込まれていく姿をリアルに映しているのです。これは、現実かと目を疑うのです。海岸沿いの人達は、車が渋滞して、車を降りて走り始める時に、悪魔のような黒い龍が打ち寄せる津波として、飲み込んでいくのです。映画を見ているのではないのです。現実をヘリコプターからのカメラで映し出しているのです。
当然、市内は、消防車と救急車がひっきりなしに出動です。火事は石油コンビナートからあがり、また、マンションに閉じ込められて身動きができない人達からのSOSです。それが一日中ですから、夜が暮れるまでに、職員は疲れ果てていました。消防団も各分団がフル活動でした。我が家でも、母が行方不明という事で、大変な騒ぎになっていました。私の信念は、どこかの避難所で救助されていると確信して、消防団での救出活動に参加していました。次の日、母が避難所で無事という事が分かって、迎えに行ったのが今のように思い出されます。
さらに、追い打ちで、電気・ガス・水道・通信といったインフラが全く機能しないのです。トランジスタラジオでの情報取集が唯一の方法でした。とりあえず、原発も爆発したという事で、アメリカの息子の妻と子供達を成田に移動させ、安全なアメリカに一日で送り出したのでした。海外のニュースでは、日本は原発で汚染され、廃墟になるという報道が繰り返しなされていたのです。そして、九年がたち、立ち直ったところに、武漢ウィルスの惨状を続いているのです。
一難去ってまた一難という事でしょう。もうすでに、天に祈るしかないという心境です。現実に対策を練らなければならず、最初に銀行での借り入れをして、スタッフの生活の安全を図って、全力で取り組むことができる体制を維持するのです。例え、我が身が潰れても、極真は守り通すという意思表示です。社会と世界に貢献してきたという誇りでもって、試練に対応です。何をしているか分からなくなるというのではなく、極真の役割をしっかり果たしていくという意思表示を今しいているのです。
まさしく、極真手塚グループの舵取りは、一国の総理のように私にあるのです。信頼されるような対策を練って、この極真を最大に、社会貢献できる道を切り開きたいと思うのです。常に身悶えする戦いですが、冷静さを失うことなく、利他主義で戦っていきたいと思っているのです。