2020年1月24日(八段語録3692)
極真空手に相応しい道場生とは


極真空手の多くの道場生を導いてきたのは創始者であることは間違いありません。道場生を光り輝く栄光への道を示して、多くの苦しみを通過してきたのです。道場生が極真空手を学ぶ理由と原因がその内容にあるのです。それでも残念ながら、極真を現実に信頼を置くことができない道場生は去っていったのでした。極真をどのように評価しても、道場生一人一人の心構えでしかないのです。ただ私達指導者は、極真の素晴らしさを提示する以外に方法はないのです。
さて、極真の修行は、傷みと苦痛が伴うのです。打たれるという事と苦しめられるという事は避けて通ることができないのです。しかし、砕かれ痛みを覚えるという事は、極真の道では当たり前なのです。そうでなければ、道場生によって、極真の道は開拓されることは無いのです。創始者が開拓してくれなければ、極真の道すらないのです。それも空手道という登山口を見出して、人生を究めるという事は皆無であったのです。極真の道を開拓して下さった創始者に心から感謝するという事は、言うまでもありません。
つまり、創始者が極真のパイオニアとして、提示してきてくださった道を歩むという事になったわけです。この道を通じて栄光を勝ち取る事ができるというものです。多くの道場生が優秀な人格と学力をみにつけ先輩として誇りを持って稽古をしているのです。そして、正しく極真を継承していくために、三つの要素が願われるのです。
① 自分が指導者となって、道場生と一体となり高みを目指すことができるという事です。
② 道場の方針に従順に従うという事です。
③ 道場生と共に、献身的に前に立って指導を行うという事です。
指導者として先輩として道場生を助けながら、伝統を守っていくという事は願われるという事です。
結論として、栄光ある人生を道場生には送ってもらうのです。それだけに、道場は神聖なのです。神聖に保つべき指導者の責任があり、道場生は乱れないような歩みをするのです。道場は自己創造の実践の場なのです。肉体だけの強化であるべきでなく、魂を研ぎ続けるという事も必要なのです。もちろん、学力も高いレベルで身につけなければならないのです。それだけに、指導者と道場生は信頼される関係を構築すべきなのです。
信頼するという事は、真の人間性の証明になります。自分を滅ぼす悪なる誘いからの誘惑は断固と戦ってください。私は道場生を修練するリーダーとして酒もタバコもカットしています。また家族を破壊する行動は一切取らないのです。このような高き理念と意志を持った団体であるがゆえに、道場生は育つと確信しているのです。このような姿を眺めながら道場生は日々邁進して行ってもらいたいものです。決して中途半端に稽古をするのではなく、腰を据えて日々邁進して行って下さるようにお願いします。