2020年1月7日(八段語録3687)
極真空手の帯の各位


 極真空手は、道場生に稽古の方法を指導するのです。要するに、地上最強を目指す空手を目指すのであり、地上最強の人格になるのです。そこに人生の栄光と輝きがあるのです。それだけに、決められた稽古の型は必要になるのです。稽古は人生の目的を達成するための一つの登山口であり、人生計画に欠かすことができない方法であることは言うまでもありません。
帯の壁
十級から一級までは、一般の人と道場生の区別にあります。白帯を当然最初に締めるのですが、それから十級へと審査を受けていくのです。審査を受けるという事は、「隔ての壁」を打ち壊わして、向上していくという事です。審査があるので修行してきた自分の輝きを、評価してもらうのです。その輝きは帯の門として立ち憚るのです。帯は、オレンジ帯、青帯、黄色帯、緑帯、茶帯と「隔ての壁」打破する事で変化することになるのです。
黒帯
黒帯は、一般道場生と指導者とを区別することになります。黒帯に金線が入っていくのです。
黒帯に金線が四本入ります。「先輩」が二本線までであり、「先生」は三本線と四本線になります。
黒帯の門は、型の完成、組手、指導力と総合力を通過するという事になります。黒帯の道は、汗と涙と血の滲むような努力が必要になってくるのです。この修行では新しい「生ける道」として歩むことになります。
師範達の帯
黒帯に五本以上の金線が入ります。黒帯の中でも、この段階からブランチチーフとして責任を持つようになります。つまり、他の黒帯と区別されるという事です。全く違った次元に入るのです。この段階は、まさにこの帯を締めた師範達は、「地が揺れ動き岩が裂ける」心境の境地であり、劇的に人生が変化するのです。道場の全責任を持つという事になります。道場生の未来を決定する重要な職責になるのです。この師範達に全ての権限が付与され、道場運営と人生育成に責任を持つという事になるのです。
結論として、道場全体が神聖であるという事を表現していくのであり、修行の場なのです。そのために、視聴覚教育が帯の色という事になります。目指すべき目標を道場生が見出すことになるのです。向上していくためには、極真の帯を目指していかなければならないという事になるのです。この方法しか極真空手は無いのです。それだけに、違反行為は許されないのです。帯を締めているという事だけでも、双肩に重圧がかかるというものです。批判される内容があるとするならば、すぐに反省して正しい極真を目指すのです。最後に、帯をしっかり締めて、道場での修行をして、光り輝く栄光の道を見出してほしいと願うのです。