本部長通信199  2008年6月1日

極真精神と我々(13)


 少し整理してみると、師範は、道場の父親になろうと、もがいていると思うのです。道場を開くようになって、その道場が拡大すればするほど、家族愛として我が子を育てなければならない代表に立てて基盤をつくってきたということになります。今まで極真空手を選手として受け継いできましたが、今は、家族編成を考えて拠点の拡大を考えているのです。
 そのために、師範代をはじめ、多くの指導者が子供たちを、自分の家族同様として尽す組織づくりをしてまいりました。盤石な指導者陣が形成されました。指導者の先生方は師範にとって絶対に必要な存在なのです。誰一人として欠けてはならない先生方なのです。
 そして、指導者の先生方は、子供たちを健全な青少年として教育しなければならないのです。決して淪落への道へと蹴落としてはいけないのです。その意味で師範と指導者の先生の関係で、道場生が極真空手を通して成長する時、初めて師範は、道場の父親として認定されるのではないかと思うのです。
 
師範稽古 武心会大会参加