2019年12月29日(八段語録3682)
極真空手を守り抜く決意


 このように、手塚会長から引きついた極真空手は、守り抜かなければならないというのが私の決意であります。そのために、基本的な極真の戒律を表現してきました。それだけに、指導者はもとより、道場生が極真の戒律を守って、誇りを持って稽古に励んでいただきたいと思うのです。それは、極真空手の発展にとって、必要不可欠な事であると思うのです。
日本から発祥した極真空手が、世界六大陸に伝播されているのです。このグループは世界に影響を与えるのです。その影響は、家族として共有していこうとするのであって、支配しようと願う団体ではないのです。しかし、そのような道は険しい道であったことは間違いないのです。確かに、極真空手は目立つのです。人目に付きやすいという性質を持っているのです。極真空手の草創期から、映画やマスコミといった内容を含めて、栄光を反映するかのように派手に広告塔のような存在であったのです。
稽古を通じて訓練して、世界に指導者を送って、世界的版図を築き上げてきたという事は言うまでもありません。それだけに、極真空手に籍を置いてきたことに、誇りと平安を抱いていると言って過言では無いのです。世間で暮らすことは、多くの艱難と試練が待ち受けています。それだけに、勇敢にこの世に立ち向かっていく事ができるのは、極真を誇りとしているからなのです。
それだけに、「極真に熱中せよ」と指導するのです。横道に逸れると迷路に入り込み、暗中模索の堂々巡りになってしまうのです。それだけに極真の稽古をすることは、何よりも一生懸命に心身ともに投入しなければならないのです。それも師範と道場生という関係で稽古をするのです。そうすることによって、将来の人生への道へとつながっていくのです。実存的な意味で、生活を支えていくうえでのパワーになることは間違いないのです。
このような約束が極真空手には隠されているのです。これは極真を稽古する道場生との契約なのです。武士道契約であり、守るべき指針でもあるのです。私達は、重要な任務を持って、世間に貢献しようとするのです。それだけに、このグループのメンバーは、健康でなければならないのです。それだけに、不健康な事に対しては排除するという姿勢は持つべきです。世間の俗悪な風習に染まってはならないという事は言うまでもありません。深酒は御法度であります。堕落した風習に染まってはならないというのは言うまでもありません。つまり、家族を破壊する不倫も浮気も許さないという姿勢で臨むのです。
そうするならば、家を守って、家族にとって良き環境が与えられるというものです。もちろん、すぐに修行を始めれば、そのようになるという事ではなく、人が思うよりは、遅いのです。人生生涯を蹴かけて、貫くという意識を持たなければならないという事です。