2019年12月20日(八段語録3673)
家族という武道団体として目覚めている師範達


 このグループは極真会館でも、家族としての確立を目指す武道団体であります。
そしてグループの責任者は、手塚会長が見出した指導者によって成り立っているのです。
これを否定するとするならば、このグループは成り立たなくなるのです。
既に、各師範達が道場を形成して、世界を股にかける存在になることを決定するのです。
その選びは、手塚会長の手によるものでした。もちろん、大山総裁の延長にあることは間違いないのです。手塚会長の選びによって、集まった勇士であるので、この師範達が世界を左右するのです。つまり、手塚会長の息子のような弟子たちによって、世界に版図を拡大するという事なのです。
さて、手塚会長が亡くなって、三年目を迎えようとしているのですが、誰もが責務が伴う召命を受けているのです。共に歩めなくなった人々も一人二人といるのですが、再び戻ってくると思っているのです。
これから、大きなうねりが待ち受けていると確信しているのです。
師範達が立てられた目的は、極真空手の伝播であります。それだけに、選ばれた師範達は手塚会長の宝であります。手塚会長の理念に共鳴した師範達なのです。そして極真精神が滲み出ているのです。だから私達の使命は、極真空手を各国に示していくという事になるのです。
手塚会長と道場生の間に立って、両者を繋げていくという事が師範達の役割であります。
ところで、極真空手という武道に家族を取り入れて世界に広げようとしてきた手塚会長の意志は、力強いものでした。この意識に後退することがあるとするならば、このグループから外れていく以外にないのです。このグループは、手塚会長の愛情の結晶であり、栄光の光として与えられたのです。私達がこのグループに存在して、求められていることは社会に貢献する人材なのです。
私自身、手塚会長との約束を果たすために三年の間、無我夢中で歩んできました。
実に心境は、荒野を歩いているという感覚なのです。もう三年の歳月を費やしているという事ですから、相当な時間を要しているのです。正直、まだ目に見えた実績を上げることができていないと思っているのです。今の苦行も歴史が証明してくれると思って甘受しているのです。
手塚会長と過ごした三十年近い歳月は、私にとっては恩恵の奇跡の連続に映るのです。
カナダのミッシュエル師範との出会いと別れ、アラン師範の手塚グループに対する貢献そして死別、国内でも手塚会長に賛同する師範達が続々従ってきたのです。まさに、奇跡の連続としか考えられないことでした。そして、今一緒に師範達と活動しているのです。