2019年12月2日(八段語録3655)
うまくいかない時もある


 日々の勢いは、衰えることなく突き進むという気概が充満しているのです。
それでも、過去と現実を振り返ってみて、理想通りになっていないというのが現実なのです。
だからといって、手塚会長と共に「幻」を見た事は、捨てることはできないのです。
「幻」を託された立場という事もあって、責任を感じるという事にもなるのです。
私は三年の間、必死に取り組んできたのですが、振り返ってみてもうまくいかない時が多いのです。
さて、運営を成功するように、道場生に働きかけたり、師範の皆様と協調したり、活動だけは熱心に行ったのです。
それでも不十分な面は山積みになっているのです。
無事に世界大会も終えることができ、更なる飛躍を目指して現在に至っているのですが、今の運営実態は、もっと効率的であり、安全な方法で着実に進めてくという事を目指すのです。
世界大会でも経験したのですが、パニック状態に陥りながらも奇跡的に乗り切ったというのが現状であったのでした。
それだけに、まだまだ表面的な対処能力しかないのです。
このままではいけないという事で、確固たる運営能力を身に着けようと、スタッフ達との検討は続くのです。
というのも、極真手塚グループの世界観と世の中とは少し違うのです。
「あらゆるものがあってもいい」というのではなく、極真を究めようとするのです。
それだけに、綱渡りの運営ではなく、着実なものにしようと、さらに精査を重ねるのです。
問題は解決しなければならないのですが、次へのステップを踏まなければならないという事もあって、弱気になるという事にもなるのです。
現実を越えていくという事は、光と闇をかき分けていくようなものだと思うようになっているわけです。
手塚会長との約束は守らなければならない事と、それを実現していくためにあらゆる検討をしなければならないというジレンマの中で、もがき苦しむという事にもなるのです。
結論として、現実は思うようにいかない時でも、確実に計画は進んでいるという事にして臨む以外に無いという事だと思うようにしているのです。
ある意味で、体験的に悟っていく旅路だけが、このグループの宿命のようなものだと思うのです。
スタッフの緻密な運営能力によって、大きな失敗はしないのですが、手塚会長と夢見た「幻」からは程遠いというのが現実なのです。