2019年10月13日(八段語録3642)
極真の目的と精神の在り方


 常に意識していることは、七つのステップを踏むという事です。
第一ステップとして大事な事は、自ら自身に言葉を発するという事です。
それによって、頭の中でロゴスがグルグル回るのです。
それから、独り言のように、「どのように創造していくか」というプロセスを抱くのです。
その過程は、実に心が熱くなり、期待感と喜びが同居するような状態になるのです。

第二ステップに移ると、構想が練られてくるにしたがって、自らに宣言するのです。
実に、自らの頭脳と四肢五体に命令を下すという事になるのです。
私の場合、構想理想で心の中が熱くなるので、情熱をもって自分自身を動かすのです。

第三ステップとして、自分で命令を下し、宣告した内容を時間をかけて成就するという作業に入るのです。
この場合、一心不乱、一生懸命な自分があり、他の事には、全く目を奪われることなく、集中して、達成するまで、努力を惜しまず貫くのです。
その間の苦労は、苦しみではなく、光に導かれるような爽快感があるのです。

第四ステップに入ると、達成できた部分と、失敗してしまった部分に分けて区別をするのです。
長々と取り組むという事でなく、一定期間の間の成果を評価するのです。
成就できた部分は、感動に包まれますが、未達成な部分は、反省と共に、もう一度見直すという作業をするのです。

第五ステップは、有名なノルマンディー上陸作戦とか、歴史上あったような作戦であったと自分でブログに乗せて主題を付けるのです。
その記録が、自分自身の権威になり誇りになるという事にしているのです。

第六ステップとしては、成就し完成したものに対する、評価をするのです。
もちろん、他から評価されることもあるのです。
今回は、天皇陛下皇后陛下、そして三権の長(内閣総理大臣、衆参両議長、最高裁長官)の出席の元、表彰を受ける栄誉に預かりました。
更生保護活動における、最大の功労として、天皇陛下皇后陛下御臨席の下、表彰を受けるのですから、最高の栄誉という事になりました。

第七ステップとして、締めくくりの言葉を発するわけです。
この戦略での成果を自分自身の心の中にしまうという黙想の儀式をするわけです。
それだけに、人の評価は、全くといって、気にしないという事になるのです。
それが、極真の道を究める作業として重要であると思っているのです。

結論として、夢や希望で構想を練るのです。
そして、失敗や敗北があっても、夢や希望で完結するのです。
マイナスで救済を求めるような御利益的な発想は無いのです。
あくまでも、光であり、栄光として捉えるという作業に徹するのです。
生き方としては、絶えず栄光を求めるという必死な光の追及なのです。