2019年10月5日(八段語録3640)
教育支援(2)


監察官からの情報によると今回の対象者は、18歳の女子学生でした。
高校に入学したのですが、学校に馴染めず、非行に走り、様々な事情により現在休学中という事でした。
様々な事情は、監察官と保護司が情報を共有していますが、現場のBBSメンバーには詳しい事は、伝えられることはないのです。
保護観察所からの依頼を受けて、BBSメンバーで積極的に対応したのでした。

本人は、学校が馴染めないという事もあって、別の高校の再入試を受けることになったのです。
どうして、教育支援が必要になったかというならば、本人の家庭では、兄弟が多く、集中して、学習する環境に無かったのです。
そこで、保護観察期間という事もあって、保護司宅で週に2回から3回の学習支援をするようになったのです。
保護司宅では、お茶を入れて頂いたりしましたが、具体的学習支援はBBSのメンバーとだけという事でした。

特に、問題がある女子高生だけに、髪の毛の色が、茶髪に、そして白に変わっていくのです。
極端なルックスの変貌は戸惑うところが多かったのです。
それだけに、気持ちの交流が大切であると自覚して、バトミントンや一緒に料理を作ったりもしたのです。
結果的に、再入試で希望の高校に入ることができたのでした。

このような学習支援の報告を受けて、BBS活動の学習支援はこれから重要性を増してくると自覚したのです。
課題を抱えた少年達に対して、年齢の近い兄・姉という立場で接することは、同世代であるがゆえに、対象者の考え方を理解することができるというものです。
また、本人の意欲を啓発するように、学習時間を共有することができたのです。

罪を犯した少年達を更生するという事を考えると、年齢も近いBBSメンバーのとりなしは重要になってくるのです。
少年達に、大胆に、そして謙虚に執拗に応じて対応するのです。
そして、具体的に時間を共有することによって、良い結果を生むことができるという体験をしたのでした。