2019年10月4日(八段語録3639)
発足式と本部送信文章


今日、宮城野区BBS会発足式を行います。
三十名の会員で、これから大きなうねりを持っていこうと思っています。
本部提出の文章を書いています。

青葉区BBS会員による学習支援
七十二年の歴史を誇る青葉区BBS会ですが、通常のBBS活動を踏まえて、学習支援活動も積極的に行っています。
最近では、仙台保護観察所から青葉BBS会会長に依頼があり、保護監察官と打ち合わせをして、保護司宅で対象者に、学習支援を行っていました。
また、仙台地裁からの依頼で、施設のフリースペースでの学習支援を行ってきました。
このような学習支援は、今まで対象者が高校生でした。
BBS会のメンバーが大学生ということもあって、対象者に対して弟や妹の感覚で愛情を注げるという利点がありました。

最初に、保護観察官と保護司との連携による学習支援に関しての紹介をいたします。
青葉区BBS会としては、友達活動における学習支援として位置付けています。
今回は、二人の対象者で、どちらも保護観察中で、17歳から18歳の高校生でした。
理由があって、休学中と登校拒否をしているのです。
もちろん、監察官や保護司とは違って、どのような罪を犯しているかということに関しては、聞くこともなく、友達活動の一環として対象者に学習支援をすることを行ったのです。
実に、対象者に関しての情報は、性別と年齢、高校生であるということだけでした。

どうして、学習支援が必要であったかというならば、休学中から再入試を希望しているケースと、通信制の高校で学力不足を補うためということでした。
この学習支援は、本人が目指す目的と保護監察官の配慮ということがあって実現したのです。実に、学力の向上とコミュニケーション能力の向上がなされたのです。
一回の友達活動の所要時間は2時間程なのですが、交流しているとあっという間に過ぎてしまうのです。それも1年以上の期間、友達活動を行うケースもあるのです。

どのように対処するかというならば、BBSメンバーが二人で対象者に向き合います。
支援の流れとしては、最初に出会って挨拶から始めます。
「調子どう?」「今日は何をやるんだっけ!」と対象者の目的に応じて声掛けをするのです。
そして、教科に移るのですが、その場で本人にやらせて、つまずいたところ、分からなかったところは、一緒に考えながら勉強をするのです。最後は的確にアドバイスします。
最後は、「時間だね!」と声をかけて、本日取り組んだ宿題、ワークブックの数の量を評価するのです。
そして、次回はいつかということを確認して終了するのです。

この友達活動を月に2回から3回行って、1年ほど継続するのです。
この支援環境には、監察官も保護司も入らずに、BBSメンバーと打ち解けて和やかに進めていくのです。

友達活動の学習支援の準備ですが、BBSメンバーは特に教材を持ち込むことはないのです。
本人が使っている教科書や問題集、宿題を使うのです。
対応は、フレンドリーにということです。心の準備は必要になってきます。
1年以上の期間、友達活動を行うのです。