2019年10月3日(八段語録3638)
確信と契約
十年ほど前、イスラエルからシリア・エジプトの国境近くを旅した事があります。
ほとんどが砂漠のような土地なのですが、川辺には灌木が生えているのです。
灌木は一メートルぐらいなのですが、三メートル程のアカシアの木が生えているのです。
不思議に思って、ガイドさんに聞いたのですが、アカシアの木は十メートル以上根を生やして、地下の水源に至っているので、生い茂っていると話してくれたのでした。
砂漠の中で、逞しく生きるアカシアに感動した思いをしたものでした。
さて、人生の中で、様々な失敗を繰り返してきましたが、殺意と姦淫に対しては、戒めて決して心に抱いてはいけないという決意で過ごしてきました。
原則を貫くことで、青少年教育をする立場で、極真をリードできる源泉になっているのです。
それをも、極真家族が星の数ほど増えていくであろうという予感を持つのです。
ブランチチーフを世界に立てているのですが、間違った考えのない指導が立っていると確信しているのです。
ところで、星の数ほど家族が増えるという意識は、手塚会長と共に何度も会話したことなのです。
それだけに、無条件契約と思って、取り組んでいるわけです。
契約には、手の契約、靴の契約、塩の契約、血の契約があるらしく順番に重いようです。
そして、家族を増やすという手塚会長との契約は、血の契約に値すると思っているのです。
手塚会長と交わした厳粛な契約を果たすために、現在の立場で歩んでいるのです。
もちろん、違反したならば、生命を持って贖う覚悟があるという事です。
ことわざの中で、仕事をして、最後に木から降りる時に、大きな声で「気を付けろ」と発しているのです。それは、最後に些細な事で、失敗するという事を意味しているのです。
私自身、些細な事で失敗する性格があるので、大ごとにならないように、スタッフの意見を聞きながら判断しようと思うのです。
特に、不吉な予感があった時には、ことさらです。
結論として、手塚会長との家族契約は、無条件契約であり、絶対に果たさなければならないと思っています。
「ディック・ロー」という人物が、「ギターでデビューするのは時代遅れである」と取り扱わなかったグループがありました。それが、ビートルズとして、世界を席巻してしまったのです。
私達は、必ず世界を家族にすると確信しています。それも、武道であり、自己管理を徹底する極真の精神でという事です。