2019年10月2日(八段語録3637)
出会いと別れ


 青春時代から今まで、多くの旅をしてきました。
それも、多くの出会いと別れがあったと脳裏をかすめるのです。
一言では、言いつくすことはできないのですが、失敗と立ち直りの連続であったのです。
特に、私と釣り合わない人とは、別れがあり、道を異にするという事が多かったのです。

期待されるという事が原動力になって、大きなことにもチャレンジできたのです。
立ち直りに関しては、家族での歩みが力になりました。
東京から大阪には、妻と二人でしたが、大阪で聖義と順香が生まれました。
また、大阪から和歌山に移動するのですが、和歌山では文誉が生まれ、家族五人になったのです。

家族をベースに仙台に帰郷したことが、両親からの大きな愛情に立ち至ったのでした。
実家に帰ってから、両親が温かく迎えてくれたのであり、兄弟も歓迎でした。
両親から財産の相続を受けるのですが、財産を所有するのですが、財産は私を所有することは無かったのです。
それだけに、兄弟に分割して、率先して譲渡するという姿勢で臨んだのでした。
もちろん、両親の姿勢も家族を大切にするという事でしたので、結果的に両親に従った事になったのでした。

ところで、私と一緒に歩んだ人の多くは、最善を選んで地位にしがみついて動こうとはしなかったのです。
そして、安定した生活を求めていったのでした。
安楽な生き方をするのか、それとも願われた道を行くのかという決断で、燃える魂は衰えず、天命に従ったのでした。
多くの友は、最善を取ったのですが、私の場合は、天命に沿った形になったのでした。

結果的に、日本と世界を愛情で所有するという道が開けたのでした。
やはり、考えが違う人とは、一緒に行動することにはならないという事でした。
私は、天命に関して、理性でもって、受け止め、全てを捨てる冒険の道を選択したのです。
結果的に、その道を両親が協力してくれたのでした。

青春時代、日本を縦横に歩き回り、世界中を巡回するのですから、天命は人を大きくします。
それだからといって、今の生活はというならば、天幕生活の延長なのです。
その日、その日暮らしでも、正しく生きることができれば、満足しているのです。
世界の極真家族が日々愛情を育んで、極真の道を歩めますようにと祈るばかりです。